県立精神医療センターの富谷移転に関する見解(2022.11.24)
宮城県は現在名取市にある県立精神医療センターを富谷市に移転し、東北労災病院と合築する計画を公表しました。(一社)宮城県精神科病院協会(以下当会)にとっては突然の発表であり、戸惑いを禁じえませんでした。更に、県は今年度中には基本構想を決定し、それ以降は変更しないと主張しています。
この問題は県内の精神科医療に重大な影響を及ぼすものであり。当会としても看過できないものと考え、当会の見解を表明するものです。
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「県立精神医療センターの富谷移転に関する協議確認書」に対する疑問
(2023.5.27)
宮城県は令和5年2月20日、4病院再編の協議確認書を仙台赤十字病院、東北労災病院とそれぞれとり交わしたことを発表し、
県立精神医療センター(以下センター)は富谷市明石台地区に移転し東北労災病院と合築する構想を改めて表明した。それに先立ち2月8日、精神保健福祉法第9条に定められた宮城県精神保健福祉審議会において
大多数の委員が富谷移転に反対したにもかかわらず、県はセンターの富谷移転を強硬に進めようとしていることが改めて明らかになった。審議会委員の声、患者と家族の声、精神障害者を地域で支える団体の声、
関係医療機関の声を聞こうとせず、ひたすら計画を進めようとする姿勢は、宮城県の精神科医療の将来像を真剣に考えているとは到底思えず、このまま進めば宮城県の精神科医療は長期にわたり低迷の時期を向かえることになるであろう。
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